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Diary 「南回帰線」 (みなみかいきせん)
No.9 2005年7月 初夏号
あじさいゼリーr-はいかが 雨の昼下がり
じゃらんネットお風呂部門 BEST10入り
前々号で「今やクチコミはインターネット。めざせクチコミによるベスト10!」とぶちあげたこと覚えていらっしゃるでしょうか。特別なことはしませんが、お帰りになる時にお客様の目を見て一言・・・ 「じゃらんのクチコミ投稿お願いしますね。」 このささやかな営業努力が小さな実を結んだのでしょうか。6月1日アップのじゃらんクチコミのお風呂部門で東海地区ベスト10に入りました。かけ流しの天然温泉(加水・加温なし)ゆえにお風呂の温度管理に日夜気をつかっているオーナーにとってはなによりのお褒めの言葉。高い広告料も払わずに多くの方の目に留まるのは何よりありがたいですね
⇒ http://www.jalan.net/jalan/doc/ranking/index.html
意外に早く目標の第一歩が踏めて「やったー!」と喜んだのですが、でも待てよ。
お風呂への評価って基本的には設備の評価であり、我々のサービスへの評価ではないんじゃないか。なぜお料理やサービスの部門では入らなかったのか。お客様の評価を5点満点として平均4.8が激戦区の東海地区ベスト10最低ライン。調べてみたところ、他の部門では「南回帰線」は4.7そこそこでした。シェフMJ「うーん 私は悔しいぞ。よし、サプライズの少ない朝食をリニューアル、バージョンアップしていこうじゃないか。
しかしこれを書いているシュフMJはつぶやく。「学校では偏差値に追われ、職場でも勤務評定や、業績査定にプレッシャーかけられ、インターネットでも厳しい数字にさらされるのね。これがサービス向上につながるんでしょうが、でも誰か悪意を持ってつぶそうとすれば受身一方の旅館側はたまったもんじゃないよなあ。たった1通のメールで今までの信用なんて吹っ飛んじゃうこともあるんじゃないの。なんかなー。」ランキングに振り回されない筋力旅館にならないと。 「嬉しさも中ぐらいなりおらがベスト10」かな。
『リゾート暮らし』に我が家の紹介が!
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この本は「田舎暮らし」への憧れを持つ中高年をターゲットにしたまあ不動産情報雑誌ですが、ただの情報だけでなく生き方やライフスタイルを提案するちょっとおしゃれな体裁になっています(Gaiaムック社刊6月10日発売)。「るるぶ」や「じゃらん」はこちらが高いお金を出して1/3ページのスペースを確保するのですが、こちらは「取材」される側ですから堂々4ページにわたって言いたいことがいえました。何故この仕事を始めたのとか、経営の理念、将来の展望まで十分意を汲んだ文章です。さらに嬉しいことに家族写真を撮り忘れたと戻ってきてくれたのです。「やっぱり被写体になりえなかったのね。」と内心傷ついていたMJ、ニコニコ顔で写真に納っていましてよ。どうぞ書店で「立ち読み」してください。願わくばこの号で「廃刊」にならないように。 |
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出会った人たち
視覚ハンディを克服して EcoTour企画を起ちあげた
小林さんご夫妻
| 「婚姻届を出した足で伊豆へ向います。なお、夫となる小林は日常生活には支障はありませんがいわゆる弱視です。」このメールをいただき我々は未だ見ぬ純愛小説のヒーロー・ヒロインのHoney
Moonを感動的に演出するためおおいに盛り上がりました。おばあちゃんなど「手もにぎったことのない清らかな二人なんだろうねえ。」まさか今どきそんな・・・。 |
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| ところがどっこいこの新婚さん、やわな小説の主人公などというものではなく視覚障害者も楽しめるアウトドアツアーやスクールを主催するNPO法人モンキーマジックを起ちあげた新進気鋭の起業家カップル。夫小林青年は28歳の時病気のため視覚障害に。病気の進行によってやがては失明する可能性もある。誰だって落ち込みます、嘆きます。
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| でも小林さんそんなことにへこたれませんでした。だって命ある以上生きていかなければならないじゃない。へこんでばかりいられない。岩登りは目じゃない、手でさぐるんだ。このハンディを逆に生かしたことができないだろうか。そこで障害者と健常者がともに楽しめるアウトドアツアーの企画が考えられました。妻となった美紀さんも岩登りのパートナーでありイベントのアシスタントでもあります。 |
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| 翌日は早速障害者とともに楽しむ岩登りツアーがここ城ヶ崎海岸でありました。「目の不自由な方がどうやって登るの?」私の失礼な好奇心を快く許してくださり、見学させていただくことができました。目が見えなくても手探りで岩をつかみ3点確保で攀じ登っていきます。鮮やかな登攀で足場作りをしたインストラクターは時々声をかけるだけ。私も勧められましたが、ちと心と体重の準備ができてなくひたすら辞退。次々に新しい壁をクリアしていくみなさんを羨望の眼差しで見上げておりました。参加者の皆さんとっても爽やか。「僕はメンバーの中で目が一番だめです。でも一番長くやっています。」の自己紹介に大笑い。 |
| ⇒ http://www.classy21.net/climb |
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| 小林さん、翌週末は中高年中心の釧路川のカヌーツアーを開催とのこと。そして9月には新婚旅行を兼ねてキリマンジャロ登山を企画中。世界の視覚障害者クライマーが集まるそうです。シャープな企画力と実行力。小林青年のパワーは障害を克服する過程でこそ培われたのではないかと思いました。人生のベストパートナーを得てさあこれからが勝負時! |
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| HOT NEWS! 「山と渓谷」(6月15日発売号)になんと4ページにわたって紹介されました。すごいね、やったね、小林さん、美紀さん! |
| 自然とあそぶ |
| その@ モリアオガエルのお産婆さんになる |
| 天然記念物にも指定されているという「モリアオガエル」が庭の排水路の上に卵を産みました。モリアオガエルは名前のとおり普段は森の樹の上で生活し、産卵は池や川の上の木に産みつけ2週間ほどで下の水の中におたまじゃくしとなってぽとぽと落ちていくのだそうです。こういうことになるとなぜかはりきるオーナー。東京でも毎年鮭の稚魚を育てていましたからね。この排水溝ではせっかくかえったおたまじゃくしがすぐ汚水に流されて死んでしまうというので、我が家のテラスに水槽を置き、その上にそっと卵を置いてあげました。この卵、最初は白いソフトクリームみたいな泡泡したものでしたが、1週間たった今は少ししなびて黄色っぽくなってきましたよ。さてさてどんなふうにおたまじゃくしが生まれてくるのでしょうか。また、このおたまちゃんはどうやってカエルに成長していくのかな。出産?いや孵化というべきか。HPで逐一ご報告いたします。 |
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わたしが母よ!
南回帰線駐車場横の水路上に陶八角の先生が発見。
オタマが孵ったら発見者に250匹、モリアオファンの安藤さんに200匹贈呈予定。 |
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| そのA UFOキャッチャーでびわ取りをする |
| 家の北側にそびえるびわの木。今たわわに実をつけています。 背の高い木でとても手が届かない。でもこのままカラスのえさにしてしまうのは口惜しいじゃありませんか。なんとか方法はないものか。おっ!ありました1箇所だけ。3階のリネン室(通称フトン部屋)の小さな窓から身を乗り出せば、少しは取れるかも。 |
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そこで持ち出したのが高バサミ。3メートルぐらい伸ばしたこのはさみでUFOキャッチャーのごとく遠隔操作でびわをはさむ。しかしここがポイントなんです。はさんだ枝をそのまま手元に引き寄せる。ちょうど釣り糸をたぐりよせるようにね。これがなかなか難しく手繰り寄せる途中に落とすことしばしば。逃がしたさかなは大きい(落としたびわは甘い)。そのたびに私とはまこさんは年甲斐もなく「キャー! 落ちたー」「よーし取れた!」と大騒ぎ。そばで由康君渋い顔。「こんなにバケツ一杯採ってどうするんだよ。僕は食べないよ。」 |
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MJ 「大丈夫。びわジャムをいっぱい作りましょう。手作りでいいじゃない。」
はまこさんとどめの一発。「びわの葉のお茶はからだにええんだがね。それからアロエは万能薬だし明日葉(あした葉)も血をさらさらにするし、そうそうどくだみもおいしいらしいよー。みんなうちの庭にいーっぱいあるがね。」・・・・おばあちゃんどうかそこまでやる気にならんでください。 |
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| そのB カラフル・ガーデンを作る |
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| 東京・田園調布の荒川さんは旅行とガーデニング好きの奥様です。タンザニアの現地であのジャファリーさんの工房に行った方などそうそういないでしょう。そんな旅慣れている荒川さん今回の旅の目的は「南回帰線」の庭造りお助け隊。小林さんというガーデニング通のお友達とご一緒に2泊3日の早朝から暗くなるまでバラの植え込みや株分け・剪定作業に精を出していただきました。
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| とりとめなく雑然としていたこのスペースが色のまとまりのあるボーダーガーデンペースになってくれるといいな。そいでもって道行く人が立ち止まって見てくれたらいいな。
広くはあるけれど傾斜地のこの庭をどうしていくか、アイディアのある方、教えてください。
一緒に土遊びをしませんか
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| 南回帰線のキッチンより |
| 6月某日の献立より |
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1 食前酒 |
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はま子さんの薬膳梅酒 |
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2 ピンチョス |
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インドネシアの納豆テンペとカラフルパプリカ
インドのタンドリチキンとヨーグルトミントソース
レバノンのヒヨコ豆のペーストとメキシコタコスチップス |
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3 前菜 |
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びっくりトマト
白ワインのジュレを添えて
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4 蒸し物 |
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自家製あつあつ豆富
2種類の塩で素材のうまみを味わう |
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5 サラダ |
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小さな野菜のバーニャカウダ
評判のアンチョビソースと自家菜園の新鮮野菜
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6 焼き物 |
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米ナスの味噌クリームグラタン
器ごと食べられます |
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7 メインディッシュ |
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薬膳健康野菜とソフトシェルクラブのフ
脱皮したての蟹を丸ごとほおばります
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8 ごはん |
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地魚あじの爽やか若葉ずし
青じそは初夏の香りいっぱい
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9 お汁物 |
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特製薬膳「黒スープ」
47種の薬種が入ったすごいやつ
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10 デザート |
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大人の梅ゼリー |
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11 食後 |
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タンザニア・ルカニ村のキリマンジャロコーヒー
or ケニアの有機栽培紅茶 |
※献立ちょっとおいしい話※
6月は梅の季節。今年もはま子さんの梅酒の漬け込みが終わりました。夏ごろにはボジョレーならぬ伊豆レーヌーボーがお目見えできます。これは当然フレッシュな口当たりです。
さて、実は「南回帰線」のワインセラー(ただの地下倉庫?)には昭和40年代の「幻の古酒」が眠っていること知っている人はほとんどいない。これをいくらで売り出すか、いやいや「お宝梅酒」として伝説に昇華させるべきかもしれませんな。
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